YouTube登録者数が多ければフェスに呼ばれるのか? 答えはNOです。邦ロック NOWのデータを分析すると、YouTube人気とフェス出演の間には意外なギャップが存在します。
YouTube登録者数は多いがフェスに出ないアーティスト
データベースを確認すると、YouTube登録者数が数百万人いるにもかかわらず、主要5大フェスへの出演回数が少ない(または出演していない)アーティストが存在します。
その理由は様々です。ソロアーティストの場合、フェスよりもワンマンツアーを重視する傾向があります。また、アイドルグループやダンスグループは、ロックフェスのブッキングカラーと合わないケースもあります。
登録者数は少ないがフェス常連のアーティスト
逆に、YouTube登録者数は数万人程度なのに、毎年複数のフェスに出演するアーティストもいます。10-FEET、HEY-SMITH、04 Limited Sazabysなどのパンク・メロコアバンドがその典型です。
彼らに共通するのは「ライブの圧倒的な力」です。フェスの現場では、YouTube再生回数よりも「モッシュピットの熱量」「観客の一体感」「ライブでしか味わえない体験」が評価されます。フェス主催者が繰り返し彼らをブッキングするのは、その熱量を知っているからです。
影響力スコアが解決する問題
邦ロック NOWの影響力スコアは、まさにこのギャップを埋めるために作られました。YouTube登録者数×フェス出演回数×総再生回数という掛け算は、「ネットでの人気」と「現場での評価」の両方を反映します。
純粋にYouTubeの数字だけで比較すると見えてこない、邦ロックシーンの奥深さがそこにはあります。
フェスは「体験」を売っている
最終的に、フェスは音楽を聴く場所ではなく「体験する場所」です。アーティストの人気を数字だけで語ることには限界があり、その限界を超えた部分にこそ、フェスの魅力があります。
邦ロック NOWのデータを眺めて、「この登録者数でこんなにフェスに出てるんだ」と思ったら、ぜひそのアーティストのライブを体験してみてください。きっとデータでは伝わらない何かが見つかるはずです。